リゾートワールド・ゲンティン(以下、RWG)の本拠地で、ゲンティン・マレーシアの旗艦店であるゲンティン・ハイランドリゾートは、国内の観光バブル計画に含まれる観光先の3カ所のうちの1つとして指定を受け、10月1日までに再開する可能性がある。
同国の観光芸術文化省は21日(火)、観光先の3カ所として、ゲンティン・ハイランド、免税島のティオマン島、マラッカを指名した。政府の新型コロナ担当の4人の大臣よる承認を受けるため、本日22日に新型コロナの取り組みに関する特別委員会に提出される予定である。
最終承認が得られれば、各観光先の往復旅行に関する標準業務の手順書が作られるが、地元メディアの報道によると、3つの観光先はすでに訪問者を歓迎する準備をするよう言われている。
RWGは、マレーシアの全国的なロックダウンにより6月1日から閉鎖されており、8月中旬から始まった一部企業に対する初期の封鎖緩和措置の対象からは今日までずっと除外されていた。
野村のリサーチアナリスト、トゥーシャー・モハタ氏とアルパ・アガワル氏は21日(火)のレポートで、RWGが10月1日までに再開できると確信していると述べた。これはゲンティン・マレーシアにとって明らかに前向きな展開となる。
彼らは以下のようにも書いている。「我々は、これが国民の期待よりもわずかに時期早々だと感じている。
訪問客は完全なワクチン接種を受ける必要がある可能性があるが、クアラルンプールとその周辺地域での接種率が高いことを考えると、我々はこれが制約となることはないと考えている。ゲンティンの経営陣は前回の四半期ブリーフィングで、マレーシア人従業員の95%が8月末までにワクチン接種を受ける予定であり、規制当局によって許可された場合はいつでも、適切な社会距離拡大の手順を開始する準備ができていることを示していた」。
スカイワールドの新テーマパークも四半期中に始業を予定しており、21年第4四半期に同社の収益回復が見込まれるため、同アナリストらはゲンティン・マレーシア株が「買い」であると繰り返し述べている。