ワールドシリーズオブポーカーは、今年のシリーズの新しいワクチン接種方針を発表した。これによりプレイヤーとその他参加者全員は、エントリー前に新型コロナワクチンの接種完了証明を提出する必要がある。
今回の方針では、9月30日〜11月23日までリオ・オールスイートホテル&カジノで開催される今年のシリーズ期間中、参加者がWSOPイベントへの参加資格を得るには、最初の登録時に新型コロナワクチンの接種完了証明の提出をするよう義務付けている。
このルールはすべてのメディアにも適用となり、観客とベンダーには常時マスク着用の必須要件も含まれている。
反ワクチン論によるさまざまな見解を理由に、少数のプレイヤーがイベントをボイコットする恐れはあるが、ポーカーコミュニティ内からの反応は広く肯定的であるように見える。
WSOPのエグゼクティブ・ディレクターのTy Stewart氏は、次のように述べている。「この決定は、我々が軽視をしているということでなく、プレイヤーの参加資格とテレビ中継される独自のゲーミングイベントの運営を守るためになされたものである。
ポーカーの基本は、長時間に渡り対戦相手と近接することであるため、ワールドシリーズオブポーカーでの座席は、当社と参加者の両者にとってのコミットメントとなる。この秋のトーナメント期間中、我々は最高レベルの予防策の提供と複雑な問題の抑制をしながら、プレイヤーにはWSOPに戻って来れることに胸を高鳴らせて欲しいと思っている」。
WSOPによると、新型コロナの「ワクチン完全接種済み」と見なされるには、参加者は開始日の14日前に最終ワクチンを接種完了する必要がある。