フィリピン政府は、マニラ首都圏を含む首都圏(NCR)の新型コロナによるコミュニティー隔離措置の分類を、強化されたコミュニティー隔離措置(ECQ)から、修正を加えた、強化されたコミュニティー隔離措置(MECQ)に緩和した。
この措置は8月21日〜8月31日まで実施され、新興感染症の管理に関する省庁間タスクフォースと共に、状況を再評価することになる。
隔離措置の中で最も厳格なECQは、地域全土で拡大する症例数を食い止めるためロドリゴ・ドゥテルテ大統領により8月6日に実施された。しかし、フィリピン政府は19日(木)、パンデミックが始まって以来、1日あたりの新規感染者数が2番目に高い1万4,895件となったことを発表したため、前回の措置がどのような影響を及ぼしたかは未だ疑問が残ったままだ。
MECQの下では、タスクフォースによって承認されたホテルと同様に、一部の事業は再開が許可されている。しかし、政府のスポークスマン、ハリー・ローク氏は、屋内および屋外での飲食サービス、ならびにエステサロン、美容院、理髪店、ネイルスパなどのパーソナルケアサービスは引き続き禁止されていると述べた。
エンターテインメント・シティのカジノは、引き続き一般向きには閉鎖されると思われるが、一部の顧客を招待できる可能性がある。
シティー・オブ・ドリームス・マニラ、オカダマニラ、リゾートワールド・マニラ、ソレアリゾート&カジノの4つの統合型リゾートはすべて、最近、従業員向けのワクチン接種計画を発表した。ソレアは、登録されている従業員全員が完全にワクチン接種済みであることを確認している。
ゲーミング規制当局のPAGCORも先週、従業員の94%が新型コロナのワクチン接種済みと発表している。