オーストラリアのスター・エンターテイメント・グループは、ザ・スター・シドニーに1,000台のゲーミングマシンを追加する提案について、ニューサウスウェールズ州政府との正式な交渉を開始する予定。
この提案が承認されれば、同州にある業績不振のパブやクラブからゲーミングマシンのライセンスが譲渡され、カジノの運営台数が67%増加することになる。施設は同制度に参加し、ライセンスを完全に売却するか、同カジノにリースして継続的な収入源とするかを選択できる。
一方、同カジノは3つのライセンスを取得するごとに1つのライセンスを没収され、州内で運営するゲーミングマシンの台数が500台減ることになる。
同カジノは現在、1,500台のゲーミングマシンを運営するライセンスを取得しており、これは州内にある約10万台の1.6%に相当する。
これはクラウン・メルボルンの2,628台、クラウン・パースの2,500台、そして2023年にオープン予定の同社のクイーンズ・ワーフ・ブリスベンの2,500台よりもかなり少ない数字だと、8月18日(水)の報告で述べた。
この提案にはさまざまな反応があり、クラブ・ニューサウスウェールズは雇用が喪失され、地域コミュニティの人々の社会生活に影響を与える恐れがあると警告している。
一方で支持者らは、マネーロンダリングやギャンブル依存症などの問題を解決するためには、地域の施設よりも同カジノの方が適していると考えている。
政府との交渉はまもなく開始される予定と同社は語っている。