フィリピンのスポーツベッティング事業者のメガスポーツワールド(MSW)は、国内でスポーツベッティングを行う顧客向けのサービスを提供するリモートゲーミングプラットフォームの立ち上げをゲーミング規制当局PAGCORにより承認された。
新型コロナはフィリピン国内の多くの地域、とりわけマニラ首都圏のランドベースゲーミング業界を抑圧し続けているが、新しいMSWプラットフォームにより、顧客は快適な自宅から合法的にスポーツベットへの参加が可能となる。
MSWの専務取締役であるジェフ・マン氏は以下のように述べた。「我々は、PAGCORによるこの第一歩を喜ばしく思う。
当社の12年の歴史の中で、成功した実店舗でのサービスに加えて、完全に規制されたオンラインサービスの選択肢を、認証済みの顧客に提供できるようになるのは初めてのことである。
他社と同じように、過去16カ月間、広い範囲のコミュニティ封鎖や制限など、新型コロナに関連するさまざまな問題のために当社ビジネスは大きな打撃を受けたが、現在、我々は積極的な投資と5年拡張計画を進めており、「再建(ビルドバック)」モードに入っている。
このオンラインサービスは最良の時期に提供され、また市場における当社のリーダー的地位を更に向上させる。」
パンデミックが発生する前は、MSWはフィリピン全土で70店舗を経営しており、VIP専用テレフォンベッティングサービスも提供していた。
先日、シティ・オブ・ドリームス・マニラに新たな旗艦店をオープンさせ、リゾート・ワールド・マニラ、及びクラークのウィンフォード・ホテル・アンド・カジノなどのPAGCORが運営する多くの既存店舗に加わった。
同氏は、同社がオンライン事業を行うということが、近年この分野における多数のスポーツベッティング違法事業者と戦う立場にあることも意味しているとし、以下のように述べた。
「現在、我々の唯一の競争相手となるのは、新型コロナのパンデミック中に特に攻撃的になった違法事業者である。
当社が現在オンラインを始めたことで、我々はこれらの無鉄砲な者達と対等な競争の場についた。市場における当社の長年の評価と信頼できるオンラインサービスを組み合わせることは、違法事業者者により奪われた市場シェアを取り戻し、市場をさらに成長させるのに役立つだけだ。」