長崎県は8月10日、九州・長崎IRの設置運営事業者の公募・選定について、8月6日付けで、優先交渉権者として、カジノ オーストリア(CASINOS AUSTRIA INTERNATIONAL JAPAN)を選定したことを発表した。次点はオシドリ・コンソーシアム。
審査委員会による評価点は、カジノオーストリアが690.7点、オシドリ・コンソーシアムが682.8点、ニキ・チャウフー(パークビュー)グループが667.1点であった。
長崎県は「世界的なコロナ禍の中、公募へ参加いただいた事業者の皆様には、それぞれのノウハウを活かした特徴のある提案をいただき、心からお礼申し上げます。
また、審査委員会委員の皆様には、財務や観光・交通、ギャンブル依存症対策など、それぞれの専門的なお立場から厳正な審査をいただき、深く感謝申し上げます。今後は、当該事業者との間で基本協定締結に向けた協議を進めることとしており、国の区域認定を獲得することができるよう、引き続きしっかりと準備を進めてまいります」とコメントを出した。
今回の公募で県は、審査委員会において、当事業の事業方針等を審査し、第二次審査参加者を選定する「第一次審査」と、具体的な事業計画等を審査する「第二次審査」の二段階に分けて実施した。第一次審査及び第二次審査では、応募グループ名を伏せたうえで、書類審査に加え、プレゼンテーション等による提案内容の確認を行い、第一次審査と第二次審査とはそれぞれ独立して採点し、第一次審査の得点は第二次審査に影響しないこととした。
また、審査委員会からの答申及びIR整備法が求める適格性に関する調査の結果を踏まえ、佐世保市、長崎県公安委員会との間で協議を実施したうえで、優先交渉権者を選定した。