マカオは6日(金)に新型コロナ一斉検査を完了し、受検した71.6万人全員が陰性であった。
新型コロナウィルス対応調整センターからの情報によると、マカオ全体で合計61万4,465人が無料検査プログラムの下で受診し、さらに10万1,786人は自費で検査を受けた。8日(日)の朝、陽性結果はなかったことが発表された。
このニュースは、先週マカオ居民である四人家族の娘が、先日の珠海市への旅行から戻った後で、家族全員が陽性であると判明して以降、非常に励みとなる話題となった。今回の感染例は、感染拡大の芽を迅速且つ確実に摘むために、マカオ政府に市全体の新型コロナ大規模集団検査作戦を実施させるきっかけとなった。
8日(日)の午後4時の時点で、マカオにいる4,704人だけが未だ検査を受けておらず、そのうち2,259人がマカオの住民である。衛生局は、彼らにできるだけ早く検査を受けるか、14日間の強制隔離に直面する可能性があることを促した。
当局関係者によると、現時点では集団検査の再実施は予定していない。
「もしすべての濃厚接触者とその関係者、一般的接触者及び赤または黄色の健康コードを保持している人々がウイルスに感染していない場合は、2回目の集団検査は実施しない。」と、公立病院医長のタイ・ワ・ホー氏(Tai Wa Hou)は8日(日)に語った。
大規模集団検査作戦の初日には、いくつかの検査会場で長蛇の列ができたなどの混乱はあったが、マカオは予定どおりに実質的なプロジェクトを完了し、地域コミュニティが新型コロナのない状態を維持できることを確保できたという事実は、新型コロナ対策において世界の他の地域に強力な模範を示し続けている。先週陽性と判定された一家4人は、18カ月ぶりに記録された最初の市中感染症例であった。
大規模集団検査の成功により、マカオはすでに国境規制の緩和について本土と話し合いを開始している。
ただし、珠海市は、例えば赤または黄色の健康カードを保持している人などのマカオからの入国旅行者に対する要件を厳しくしており、到着時に14日間の検疫隔離を義務付けている。緑色の健康コードを保持している人、つまり集団検査実施以降に検査を受けて陰性となった人でも、「3日間で2回検査」を受けなければならず、また外出を避けて14日間家にいる必要がある。ただし、日帰りでマカオに戻る人は規制の影響を受けない。