インターナショナル・ゲーム・テクノロジー PLC(IGT)は、同社の宝くじとグローバルゲーミング事業の両方の力強い成長により、21年第2四半期に調整後EBITDAが170%増加して約482億円(4億4,200万米ドル)となり、これが「企業史上最高額」となった。
グローバルゲーミングの収益は、前年比126%増の約344億円(3億1,600万米ドル)、宝くじは58%増の約790億円(7億2,500万米ドル)で、合計約1,133億円(10.4億米ドル)であった。その額は昨年の同時期より74%増となり、3月四半期に報告された収益の約1,111億円(10.2億米ドル)よりわずかに上回った。
IGTはまた、20年第2四半期に約78億円(7,200万米ドル)の営業損失を逆転させ、約266億円(2億4,400万米ドル)の収益を記録した。これも、今年の第1四半期の収益となる約100億円(9,200万米ドル)をはるかに上回っている。
繰り返しとなるが、収益の主な原動力はグローバルロッタリー(宝くじ)である。グローバルゲーミングの収益が約109億円(1億米ドル)、調整後EBITDAが約53億円(4,900万米ドル)となったのに対し、グローバルロッタリーの収益は、約327億円(3億米ドル)、調整後EBITDAが約451億円(4億1400万米ドル)と貢献している。IGTはそのロッタリーの業績について、プレイヤーの力強い需要に牽引されつつも、部門史上2番目に高い収益および利益水準であると評した。
「見事な第2四半期の結果は、当社ポートフォリオの成長力を際立たせている」と、IGTのマルコ・サーラCEOは述べ、以下のように話した。
「卓越した宝くじの業績や、ランドベースゲーミングの躍進による回復、デジタルおよびベッティングの大幅な増加により、相当な収益と利益の成長をもたらし、四半期毎の記録の中で、最高額となる調整後EBITDAを実現した。
上半期の好調さを踏まえて、我々は今年の見通しを引き上げており、今年は主要な財務指標において2019年の水準を超えると期待している。」
IGTはまた、その純負債が年初の約7,955億円(73億米ドル)から約6,866億円(63億米ドル)へと、約1,089億円(10億米ドル)減少していることも明らかにした。