フィリピンの不動産会社ベルコープは、2021年6月30日までの6ヶ月間の連結売上高が27%増、連結純利益が244%増と発表。これは、シティ・オブ・ドリームス・マニラの業績向上によるものだ。
シティ・オブ・ドリームス・マニラを構成する土地と建物の所有者ベルコープは、同リゾートからのゲーミング収入のシェアに加え、メルコリゾーツに土地使用を許可する契約の一環として、賃貸収入も得ている。
同社の四半期報告書によると、連結売上高は25億4,000万ペソ(約56億円)で、前年同期の20億ペソ(約44億円)から増加。これには、同リゾートからのゲーミング収入のシェアが225%増となった8億550万ペソ(約18億円)が含まれる。
フィリピン慈善宝くじ事務局の宝くじおよびキノ事業にオンラインベッティング機器を貸し出しているパシフィック・オンライン・システムズの収益は、前年同期比14%増の2億540万ペソ(約4億5,000万円)となった。同社の株式はプレミアム・レジャーが50.1%を保有し、プレミアム・レジャーの株式はベルコープが78.7%を保有している。
しかし、メルコリゾーツへの土地のリースによる収益は、20年上半期の13億3,000万ペソ(約29億円)から21年上半期の11億9,000万ペソ(約26億円)へと11%減少した。
ベルコープは、業績の改善が「新型コロナウイルスの感染拡大の影響が続いているにもかかわらず達成された」と述べた。
同期間の純利益は10億4,000万ペソ(約23億円)だった。