SJMホールディングスは、390億香港ドル(約5,500億円)を投じたコタイの統合型リゾート、グランド・リスボア・パレスの本日7月30日(金)オープンに向け、マカオのゲーミング規制当局であるゲーミング監査協調局(DICJ)の許可を得て、他の施設からテーブルの移動を要請している。
今週初めにInside Asian Gamingが報じた通り、同リゾートは本日正午から最初のゲストを迎える予定。しかし、今年後半に大規模な第2フェーズの開発を開始するまで、オープンする施設の数は限られる。
同社は7月29日(木)の報告で、新たに150台のマスゲーミングテーブルのみ(VIPはなし)を設置してオープンすること許可された。ただし、他の4軒の自社カジノや14軒のサテライトカジノからテーブルの移動を要請できる。
「SJMは…DICJの許可を得て、当社で運営する他のカジノからグランド・リスボア・パレスのカジノへゲーミングテーブルの追加移動を要請している」とコメント。
「また、DICJはスロットマシン1,200台の新設も承認したが、オープン時に設置と稼働できる台数は制限されている」。
同社は昨夜発表の他のプレスリリースで、本日よりオープンする一部のアトラクションや施設を紹介。これには、1,350室のグランド・リスボア・パレス・マカオ・ホテルタワーも含まれる。同社曰く、同ホテルの内装は、マカオの「伝統的なパターンやモチーフを木、磁器、鮮やかなラッカーに銅のアクセントを加えて再現し、新旧のマカオを描いた特注のアート作品が引き立てている」とのこと。
客室からは、コタイまたはヨーロッパ風庭園「秘密の花園」のいずれかを見下ろせる。
また、25メートルの屋内プールを備えたウェルネスセンター、3,800平方メートルの屋内外のイベントスペース、そして「グランド・ビュッフェ」、コンテンポラリーなポルトガル料理レストラン「メサ」、クラシックなティーハウス「チャルー」、台湾の鍋料理レストラン「ウーラオ」、カジュアルダイニングの「エイト・トレジャーズ」と「GLPロビーラウンジ」という数多くの飲食店がオープンする。
SJMのデイジー・ホー会長は、「グランド・リスボア・パレスは当社にとって待望の施設。マカオの代名詞である東西文化の融合を楽しみながら、ワールドクラスのライフスタイルを体験できる施設でゲストを迎えられ、大変嬉しく思う」とコメント。
「グランド・リスボア・パレスの伝説的なサービスの一部として、今後数ヶ月間でさらなる施設が順次追加されていく」。
「このプロジェクトの実現には膨大な努力が注がれており、これまでにない要素を取り入れることで、マカオの観光の多様化を図っている」。
「当社は業界のホスピタリティ基準を再定義し、マカオを観光と娯楽の世界的中心地にするというマカオ特別行政区政府の計画を引き続き支援していく」。