シンガポールは、8月初旬に新型コロナの制限緩和の実施を検討しているが、これはワクチン接種を完了した人のみを対象とする。
ローレンス・ウォン財務相は今週、このような政策の実施見通しについて大々的に発表を行った。これは、主権国家のシンガポールが感染症例数の増加によりフェーズ2の「警戒強化」制限に戻った後のことである。
The Straits Timesが報道したように、これらの制限は来週見直されており、7月26日(火)の136件の新規症例を含む7日間平均症例数が依然として日次153件であるため、現在の警戒レベルは延長される可能性がある。
しかし、同財務相は、同国がワクチン接種を完了している人々に対してキャンペーンを検討していることに言及した。
彼は以下のように議会に語り、次の段階の可能性について概説をした。「これは、100人以上が参加する大規模なイベントや宗教的奉仕に参加したい場合は、ワクチン接種を完了している必要があることを意味する。レストランで食事をしたり、ジムで運動したい場合は、完全なワクチン接種を受ける必要がある。」
シンガポールは、ワクチン接種率が現在の約50%から約80%なると見ている9月までに、ニューノーマルの状態に戻し、観光客に国境を開放する計画をすでに明らかにしている。
現在のクラスターの発生は、マリーナベイ・サンズと関連しているとされた後、7月22日から8月5日までカジノの運営停止を余儀なくされており、同施設含むその他ビジネスに再び大きな影響を与えている。リゾートワールド・セントーサは収容人数・稼働数などの制限はあるが運営中である。
同財務相は、9月に海外旅行を再開するというシンガポールの意向を強調し、以下のように述べた。
「我々は、新型コロナをうまく制御し、新型コロナを上手く制御している国々や地域との旅行回廊を構築することから始めるつもりであり、同様にそこは感染を制御する場である。」