マカオのゲーミングコンセッション保有者のSJMホールディングスは、現経営者がマカオ半島のダイヤモンド・カジノを月末に閉鎖する計画を明らかにした後で、その日常業務を引き継ぐ予定である。
施設事業者で、長年に渡りスタンレー・ホー氏とビジネスを展開してきたクリスティン – セト・ユク・リン(司徒玉蓮)氏から従業員に送られた内部メモで、 Inside Asian Gamingが確認したところによると、ダイヤモンド・カジノは、パンデミック開始以後の経営不振により2021年7月31日に閉鎖する予定であるとのこと。
メモには以下のように書かれていた。「パンデミック及び過去18か月間に渡り売上がゼロとなったため、当社のカジノおよびその他の部門は2021年7月31日をもって営業を停止します。
あなた方の会社への貢献に感謝致します。私はこの決定に対し非常に無力さを感じています。」
メモでは、ダイヤモンド・カジノがあるホリデイ・イン・ホテルの今後については触れられていなかった。しかし中国のメディア局のAll-Inが週末伝えたのは、SJMが同社のマカオゲーミングコンセッションを保有する子会社のSJMリゾーツを介して、カジノを直接運営するということであった。
ダイヤモンド・カジノは、SJMのライセンス下で運営されている14のサードパーティまたは「サテライト」カジノの1つであり、マカオ半島のSJMのグランド・リスボアからわずか数百メートルの場所に位置している。
SJMはグランド・リスボアの他に、ホテル・リスボアを含む4つの「自己宣伝」カジノを運営しており、390億香港ドル(約5,525億円)を掛けたコタイの統合型リゾート・グランド・リスボア・パレスの立ち上げ準備中である。