長崎県佐世保市でのIR事業参入を目指すNIKI Chyau Fwu (Parkview) Group(ニキ チャウフー パークビュー グループ)は16日、10社以上の九州地元企業パートナーを含むコンソーシアムで、世界クラスの統合型リゾートを設立・運営する提案を行っていることを発表した。
このコンソーシアムには、池田設計、クリーン・マット、デュアルキーシステム、フジオカ、長崎警備保障、サクラ、九州建築物環境センター、メディアボックス、佳秀工業を初めとする十数社の地元企業が含まれる。
同グループはプレスリリースで「NIKI Chyau Fwu (Parkview) Groupに企画・運営される九州・長崎統合型リゾートは、観光産業を発展させることだけにはとどまらず、地元中小企業に大きなチャンスをもたらします。また、これまでになかった多様な専門知識を必要とするエキスパートの養成や雇用を生み出すことで、若年層の地元定着人口の増加などさまざまな効果をもたらします。地域の産業発展と活性化を促し、多大な経済効果が期待できます」とコメントを出した。
NIKI Chyau Fwu (Parkview) Groupは、二期リゾートが運営してきた二期倶楽部を源流とする、ホスピタリティ・サービスを提供する企業「THE NIKI」と、1950年代に台湾で設立された先進的な建設・開発企業である「Chyau Fwu社(チャウフー社)」を起源とするコングロマリット企業を代表とするコンソーシアム。九州・長崎IRの実現、また、最先端技術を駆使した大村湾のスーパー・スマート・コミュニティの実現を目標に、日本における地域活性化のモデルケースの確立を目指すとしている。
長崎県では、同グループに加えて▽オシドリ・コンソーシアム(代表企業名:Oshidori International Holdings Limited)、▽CASINOS AUSTRIA INTERNATIONAL JAPAN(代表企業名:CASINOS AUSTRIA INTERNATIONAL JAPAN 株式会社)の計3者が事業者公募の2次審査書類を提出している。今後は、8月に応募者のプレゼンテーションを経た後、同月に最終的な審査結果の発表する予定。県は今月7日「公募は予定どおり進んでいる」と伝えている。