マカオ特別行政区政府(以下SAR)は、さまざまなゲーミング部門の監理強化とマカオのゲーミング業界の秩序ある発展を確保するために、ゲーミング監察協調局(DICJ)の組織拡大と人員の増強を行うと述べた。
先週6月18日(金)に執行委員会により発表された「DICJの組織及び運営」に関する改正案によると、マカオのゲーミング規制当局の拡大には、新たな副所長ポストの追加が含まれている。それにより、DICJは1名の取締役と2名の副取締役が主導することとなる。
同局の組織と一部の部門の機能も統制されることになり、現在のゲーミング検査部(Inspection of Games of Fortune Department:DIJFA)とパリ・ミュチュエル検査部(DIAM)がゲーミング監査部(Gaming Inspection Department)に統合され、その下に3つの課が設置される。
張永春行政法務長官は、DICJに対する最新の調整は、自由化以降のゲーミング業界の発展に対応し、ゲーミングテーブルと施設の着実な増加に対処するためであると述べた。SARはまたゲーミングライセンスの再入札後の管理と監視に関する人的資源の将来的な需要を考慮している。
一方、現在の監査部門(DA)と研究調査部(DEI)は、「財務・税務・コンプライアンス監査部」と「ゲーミング調査連絡部」の2つの部門に分割される予定である。
今回の規模拡大の実現とゲーミング施設の着実な増加に対応するため、同局は人員を現在の192人から将来的には459人に増員する予定である。
同局局長であるアドリアーノ・ホー氏は、新しい副局長はまだ任命されておらず、同局はさらに多くのスタッフを段階的に雇用する予定だと述べた。