ギャラクシー・エンターテインメント・グループは、同社の株式報奨制度に基づき、ルイ家のメンバーに927万4千株のストックオプションと177万3,300株の株式報酬を付与することを発表した。
受益者となるのは、GEGのルイ・チェ・ウー会長、フランシス・ルイ副会長、パディ・タン・ルイ氏(すべての執行取締役)、およびアソシエイト・ディレクターであるアイリーン・ルイ氏とアンドリュー・ニコラス・ルイ氏である。フランシス・ルイ副会長、パディ・タン・ルイ氏、アイリーン・ルイ氏はみな、ルイ・チェ・ウー会長の子供であり、アンドリュー・ルイ氏はフランシス・ルイ副会長の息子である。
6月18日(金)に出された文書によれば、1株あたり62.19香港ドル(約883円)の行使価格で合計5億7,680万香港ドル(約81.8億円)に相当するGEGの資本の合計927万4千株を取得出来るストックオプションがルイ家に付与されている。その内訳は、ルイ副会長に208万9,000株(約18億円)、ウー会長に147万7,000株(約13億円)であった。
177万3,300株(約14億円)の株式報酬は同様の比率で付与されており、ルイ副会長には24万1,700株(約2億円)、ウー会長には17万900株(約1.6億円)が付与された。
ストックオプションと株式報酬の両方とも、2022年〜24年の毎年6月17日に、均等に分けた3回のトランシェで権利が確定する予定だ。
GEGの2021年度第1四半期の純収益は51億香港ドル(約723億円)で、対前年比と前四半期比の両方でほぼ横ばいであったが、調整後EBITDAは、マカオの新型コロナウィルスからの回復の裏で、前年比204%増の8億5,900万香港ドル(約122億円)となった。