マカオのホテルと統合型リゾートのすべての宿泊客は、2021年6月9日(水)から施行される新しい制限下において、マスクの着用と体温測定、マカオ健康コードの提示が義務付けられる。
マカオ政府観光局 (MGTO) が6月8日(火)に発表した措置は、近隣の広東省の新型コロナウィルス感染拡大に対応するものである。広東省は中国本土からマカオへの訪問客の主要な到着地であるが、今月初めから広州と仏山の地域都市で新型コロナの感染者が新たに約100件報告されている。
IAGの報告によると、現在、広東省からマカオに到着するすべての人々は過去48時間以内に得られた陰性結果証明を提出する必要があるが、過去2週間以内に広州または仏山の特定の地区を訪れた人は、14日間ホテル隔離待機を受ける必要がある。
MGTOの最新ガイドラインでは、すべての地元のホテル、ゲストハウス、統合型リゾート、ケータリング、およびその監督下にあるその他の施設は、ゲストにマスクの着用、体温検査、入場時にマカオ健康コードを提示することを義務付けている。健康コードは赤、黄、緑でレベル分けされており、当該者の過去14日間の移動履歴、症状、新型コロナ感染者との接触履歴を表示している。
MGTOは、施設を検査し最新の措置を順守することをスタッフに委任すると述べた。
また疾病予防管理センターが今週発表した同様の措置についても言及しており、この措置では、レストラン、バー、カラオケラウンジ、ナイトクラブ、サウナ、マッサージ パーラー、スポーツジムなど広範囲に渡り、施設入場時にマカオ健康コードの提示を義務付けている。健康コードが赤または黄である場合は、入場を拒否される。
投資銀行のJPモルガンは今週のレポートで、マカオー広東省間の入境制限の強化は「間違いなく需要を圧迫し、過去6カ月間続いた見事な回復に水を差す形になるだろう。」と述べていた。