和歌山ではカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致の是非を問う住民投票実現を目指す市民団体が5月30日、JR和歌山駅周辺で活動への協力を呼び掛けている。気運を高め、住民投票実施に向けた条例制定を市長に直接請求するため、秋ごろから署名を集めるとしている。毎日新聞が伝えた。
市民団体は教育関係者や弁護士らを呼び掛け人とし、3月に発足した「カジノ誘致の是非を問う和歌山市民の会」。初の街頭活動で「賛成でも反対でも、私たちが選ぶことに意味がある」などと書いたチラシを通行人らに配った。
団体の事務局は「カジノの誘致が決まれば40年は継続する可能性があり、孫の代まで続く大きな問題。私たちが住む市の将来は市民が決めることが大切」などと訴えた。