米国の部族カジノ事業者であるモヒガン・ゲーミング&エンターテインメントは、長年の幹部であるレイ・ピノー氏を新社長兼CEOに任命したと発表。
同氏は、コネチカット州にある同社の旗艦施設モヒガン・サンで社長兼ゼネラルマネージャーや、最近では同社の最高執行責任者を務めており、3月にCEOマリオ・コントメルコス氏の辞任を受け、新たに就任した。
同社曰く、部族議会と共にグローバルなビジョンや戦略、そして方向性の策定、伝達、実行を含む、モヒガンの全体的な成功の推進が同氏の責務。また、全ての戦略的ビジネスプランの効果的な開発、実施、測定を監督することで、同社所有および提携の全施設の操業実績も推進していく。
モヒガン族および同族経営委員会の会長であるジェームズ・ゲスナーjr氏は、「モヒガン・ゲーミング&エンターテインメントの社長兼CEOに就任した同族出身のピノー氏を祝福したい」とコメント。
「才能、経験、知性を持った彼がこの役割を担ってくれることになり、非常に幸運に思う。彼は、世界の9つの施設にまたがる当社の組織とその全ての未確定要素を把握しており、これは類まれなこと。このような能力を持つ人物が我々の部族から現れたことで、今回の就任がより意味のあるものとなった」。
コントメルコス氏の辞任後、国際社長として同社に復帰し、グループのグローバル展開を担当していた元CEOボビー・ソーパー氏がいるため、ピノー氏はグローバルな活動に専念しやすくなる。
同社は現在、韓国の仁川とギリシャで統合型リゾートを開発しており、長崎IR開発の入札に残っている3社のうちの1社である。