IR(統合型リゾート施設)誘致を目指す長崎県は「IR整備を見据えたギャンブル等依存症対策セミナー」を、YouTubeにてWEB配信している。期間は「ギャンブル等依存症問題啓発週間」に合わせた5月14日〜5月20日17時まで。
講師には、梶武司氏(一般社団法人GSAジャパンアジア地区総責任者)、大塚俊弘氏(長崎県精神医療センター院長▽精神科医)の2人を迎え、「ゲーミング産業における依存症対策」(梶氏)、「ギャンブル障害(ギャンブル依存)とはー正しい理解とその対応ー」(大塚氏)のテーマでそれぞれ講演している。
主催は、県や県警、長崎大学病院、自治協議会などでつくる「九州・長崎IR安全安心ネットワーク協議会準備会」。
県は「本県にIRが整備されることを見据え、ギャンブル等依存症対策の取組への理解を深めてもらうことを目的として、県民の皆様などを対象としたWEBセミナーを開催します。皆様是非ご参加ください」と視聴を呼びかけている。
長崎県では3月にIR設置・運営事業者の第1次審査が終わり、申請した5者から「カジノオーストリア・インターナショナル・ジャパン」「オシドリ・コンソーシアム」「NIKI&チャウフー(パークビュー)グループ」の3者に絞り込まれている。今後は6月までに第2次審査の受付、8月に応募者のプレゼンテーションを経た後、同月に最終的な審査結果の発表をする予定。