アリストクラート・レジャーは、アメリカおよびオーストラリア・ニュージーランドの主要市場が力強い回復を見せたことで、2021年3月31日までの半年間の税引後純利益が3億4,600万豪ドル(約294億円)になったことを発表した。
同社の上半期の業績見通しは、平準化純利益が前年同期比12%増の4億1,200万豪ドル(約349億円)、平準化EBITDAが6%増の7億5,000万豪ドル(約636億円)となった。
この増益は、製品の秀逸な性能と顧客の取り込みに加え、アメリカおよびオーストラリア・ニュージーランド地域の消費者心理および経済状況が予想以上に好調であったことに起因すると同社は説明。
「これらの結果は、新型コロナウイルスの影響を受けた期間中、優れた人員と製品、顧客、人材能力、文化への投資を維持するべく、正しい戦略で正しく選択したことを反映している」と、トレバー・クローカーCEO兼社長は述べている。
「その結果、当社は主要なゲーミング市場および分野において、引き続きシェアを獲得し、リーダーシップを維持するとともに、デジタルゲームにおいてもシェアを拡大し、欧米のティア1市場でトップ5に入るゲームパブリッシャーとなった」。
「新型コロナウイルスによる変動が続いていることから、主要市場の経済状況は1年以上経っても不透明のままであると予想している。当社は、消費者心理、ゲーミング施設の利用者数、為替の逆風など、重要な要因を監視している」。
「2021年度下半期も引き続き、D&Dへの投資拡大、新しいゲームの発売や既存のゲームを支援するためのUA、長期的な成長を維持するための戦略的企業能力などの戦略を厳格に実行していく」。