インド・ゴア州のカジノは、政府が州全体に5月24日午前7時まで2週間の外出禁止令を発表した後、しばらくの間、閉鎖が継続されるようである。
外出禁止令は、インドでの深刻な新型コロナウィルス感染拡大を抑制するために地方自治体が講じた最新の対策である。インドでは月曜日に全国32万9,942人の新規感染者数を記録。そのうちゴア州での感染者数は2,804名となった。
プラモッド・サワント同州首相によると、この外出禁止令は、4月下旬から実施されていたカジノ、ホテル、バー、レストラン、観光施設を含む不要不急と言われる全ての事業に対し強制的に営業停止としたロックダウンよりも厳しいとのことだ。外出禁止令の下では、結婚式、文化関係行事、宗教的な集会などの社会的交流が禁止される一方で、はるかに広範囲にわたる事業が営業停止をしなければならない。
観光客は、過去72時間以内の新型コロナウィルス検査で陰性の結果だった場合、またはワクチン接種を受けた場合にのみ、同州に入ることができる。
銀行や医療機関は営業を許可されており、食料品店やコンビニエンスストアは1日あたりの営業時間が制限されている。
関係書類の中で、同州で3軒のオフショアカジノと1つのランドベースカジノを運営するインド最大のゲーミング事業者のデルタ・コープは声明を出し、次のように述べた。「ゴアで発生している新型コロナウィルス感染者数の急増により、地区治安判事事務所は、北ゴアはとりわけ封鎖延長とし、同地域にあるカジノは今月の5月24日午前7時まで閉鎖を継続するよう指示をした。
したがって、当社およびゴアにある子会社が運営するカジノは、この期間中は閉鎖されたままとなる。現時点で我々は、この一時的な閉鎖とパンデミックによる潜在的な損失の規模を計ることはできない。」