ウィン・リゾーツのCEOマット・マドックス氏のコメントによると、ウィン・マカオは先日の5月のゴールデンウィークに、1日あたり300万米ドル(約3億2,600万円)のEBITDAを生み出し、新型コロナウイルスの感染拡大以来、最高額を記録した。
この発表は、アジア時間火曜日早朝の同社の21年第1四半期収支報告の一環として行われ、ウィン・マカオの営業収益は前四半期比3.4%増の4億1,700万米ドル(約453億円)となり、営業損失が7,500万米ドル(約81億6,200万円)と大幅に縮小した。
それ以上に注目すべきは、その後の2ヵ月間、中でもゴールデンウィーク中の回復の軌跡である。
「現在の状況は、第1四半期に経験した状況よりも、4月から5月にかけて勢いが続いたことと関連がある」と同氏。
「ゴールデンウィーク中に、1日あたり300万米ドル(約3億2,600万円)の平準化EBITDAを計上した。これは、2020年初頭に感染拡大が発生して以来、当社が生み出せた平準化利益の中で圧倒的に高い金額だ」。
「2019年のゴールデンウィークは、ジャンケットのボリュームが25%から30%の間で変動し続けていても、マスとプレミアムマスにビジネスを集中させたことで、このような結果を得られた」。
「VIP向けスペースをプレミアムマス向けに転換してきており、マカオ市場における当社の立ち位置には非常に自信を持っている。実際、2019年のゴールデンウィークと比較して、今年のゴールデンウィークにはマスのボリュームの76%を生み出すことができた」。
ウィンのマカオにある施設であるウィン・パレスとウィン・マカオは、ゴールデンウィーク中のホテル稼働率が93%に達し、同社の「シャイニングスター」と評される小売の売上高は、2019年に比べて80%増となった。
同氏は、マカオと中国本土間の国境規制が徐々に緩和されたことにより、「マカオが人々の旅行の選択肢になっているだけ」で、新しいプレミアムマスの顧客が数多く見られるようになったと述べた。
「長期的に見ると、マカオが中国に開放されたことで、これまでに見なかった顧客を獲得できるようになる」。
「ゴールデンウィークを除いても、週を追うごとに好調になっていると感じられるため、5月末から6月にかけてもこの調子が続くはずだ」。