インペリアル・パシフィック・インターナショナル(以下IPI)のカジノライセンスの停止と年間費用支払いの不履行が、サイパンのゲーミング規制当局の将来を危うくしているようだ。
マリアナ・バラエティ(Marianas Variety)誌によると、CNMIのデービッド・アタリグ財務大臣(David Atalig)は先週、新型コロナによるIPIのサイパンカジノの1年にわたる閉鎖と先日のライセンス停止により、連邦カジノ委員会(以下、CCC)への資金提供が、政府の優先リストに含まれていないことを明らかにした。
IAGの報告によると、CCCは先月、ライセンス契約に基づく複数の要件に準拠しなかったため、IPIのカジノライセンスを無期限に停止するよう命じた。これには、昨年8月の1,550万米ドル(約16.9億円)の年間ライセンス料と、 10月の310万米ドル(約3.3億円)の年間規制手数料の支払いが含まれている。
これらの未払いによりCCCは大幅な資金不足に陥っているが、アタリグ氏は先週、米国政府が提供する5億1500万米ドル(約563.8億円)の救済資金を受け取る優先順位候補者リストで、規制当局が上位にいないと述べた。
同氏は、CCCのすべての従業員に給与が支払われることを約束したが、インペリアル・パレス・サイパンはいまだ閉鎖されており、現在コミッショナーが従うべき明確な職務記述書がないことを指摘した。
「我々は、CCCの従業員が確実に給与を受け取るようにするが、現在カジノが休業中であるとわかっている彼らの優先事項にも注目する必要がある。」と同氏は述べた。
IPIは、6カ月間で1550万米ドル(約16.9億円)のカジノライセンス料と310万米ドル(約3.3億円)の規制管理手数料、および660万米ドル(約7. 2億円)の罰金を返済するか、またはライセンスを取り消す必要がある。