ゲーミング監査協調局(DICJ)が5月1日に発表した数字によると、マカオの4月のゲーミング粗収益(以下GGR)は、先月の83億パタカ(約1,130億円)から1.1%増となる84億パタカ(約1,150億円)を記録した。
4月のGGRは、新型コロナウイルスの感染拡大前となる2019年4月の236億パタカ(約3,230億円)から64.4%減となったものの、20年1月以降の月別GGRでは最高値を記録し、感染拡大以降、回復が順調に進んでいることを示す最も重要な兆候となっている。
21年1月から4月のGGR総計は、前年同期比2.6%増の320億パタカ(約4,370億円)となった。
特別行政区(以下SAR)のGGRが増加しているのは、4月16日(金)にマカオへの訪問者数が34,252人と、1日の訪問者数として過去15ヶ月間で最高を記録したという、マカオ政府観光局の発表を受けてのこと。
この数字は、感染拡大後の過去最高記録である3月26日(金)の32,647人を上回り、21年4月9日から15日までの1週間で191,828人、1日平均で27,404人を記録するなど、SARの増加傾向が明らかになった。これは、先日の春節の1日平均12,947人を111.7%上回っている。