MGMリゾーツ・インターナショナルの合弁企業であるシティセンター・ホールディングスは、シティセンター・キャンパス内の2エーカーの土地を8,000万米ドル(86億5,500万円)で売却する契約を締結した。
買い手は63SLVB LLCという会社で、トリノ・デベロップメントのブレット・トリノ氏とフラッグ・ラグジュアリーのポール・カナボス氏およびデイズシ・カナボス氏の地域に根ざした小売業デベロッパーが所有。
昨夜のMGMの報告によると、63SLVB LLCは、専門店やカジュアルおよびファインダイニングで構成される複数階の小売店を開発する予定である。マイアミビーチを拠点とする建築事務所アーキテクトニカが、「シティセンター・キャンパスのイメージ、基準、そして複合施設としての性質に見合った」設計を担当する。
シティセンターは、MGMリゾーツ・インターナショナルが50%、ドバイ・ワールドの子会社インフィニティ・ワールド・デベロップメントが50%を所有し、ラスベガス・ストリップのベラージオとパークMGMとの間に位置する複合施設。アリア・リゾート&カジノ、ヴィダーラホテル・アンド・スパ、ヴィア・タワーズに加え、複数の小売店やその他アトラクションが組み込まれている。
この土地の売却は、2020年1月に46億米ドル(約4,980億円)でMGMグランドと、マンダレイ・ベイを保有する不動産投資信託の相当数の株式を売却するなど、最近相次いだMGMの売却の一部。
同社は以前、ベラージオとサーカス・サーカス・ラスベガスを売却するために同様の取引を完了しており、不動産投資信託であるMGMグロース・プロパティーズLLC(MGP)が3,710万の運営パートナーシップユニットの償還を完了し、同社不動産投資信託への出資比率が53.0%から42.1%に低下したことを受け、今年3月にはさらに12億米ドル(約1,300億円)を調達している。