オーストラリアのクラウン・リゾーツは、西オーストラリア州の首都での新型コロナの小規模な感染発生を受けて、クラウン・パースでのゲーミングおよび接客業務の一時休業を発表した。
同社は金曜日遅くに声明を発表し、テイクアウトの提供を除いて、すべてのゲーミング行為を禁止し、飲食、宴会、会議用の全施設を閉鎖したと述べた。ただし、ホテルの宿泊施設は、収容率を制限しつつ営業中である。
金曜日から実施されている3日間のロックダウンが今夜(4月26日月曜日)を超えて延長されるかどうか本日遅くに発表する予定のマーク・マガウワン首相に注目が集まっている。
3日間の封鎖は、パースのホテルで隔離されていたビクトリア市の男性がメルボルンに帰郷した際に陽性と判定された後で実施された。隔離期間を終えて、パース中の多くの場所を訪れたこの男性は、同ホテルで隔離されている感染中の家族から感染したと考えられている。
その後さらに2つの地域で判明した新型コロナの症例が、その男性が食事した場所のひとつで同様に食事をした人々から検出されたため、封鎖延長が避けられないのではないかという懸念が高まっている。
クラウン・パースは、新型コロナウィルスの世界的流行に伴い、昨年3月23日〜6月27日までの3か月以上閉鎖されていた。
同社のパース事業は、ニューサウスウェールズ州で行われたクラウンの事業に関する調査結果を受けて、現在西オーストラリアで進行中の王立委員会の今なお注目の的である。
その後のバーギンレポートは、クラウンがNSWカジノライセンスを保持するのに不適切であると判断したが、NSW独立酒類・ゲーミング局は、ライセンスが今年後半に再発行される可能性を指摘している。