ベトナムの不動産開発大手ビングループは、待望の28億米ドル(約3020億円)をかけた新しいリゾートをフーコックで正式に営業開始したと発表。
島の北部に位置し、スーパーツーリズム・リゾート・エンターテイメント・コンプレックスと称されるフーコックユナイテッドセンターは今週水曜日、1,000ヘクタール以上の敷地で営業を開始し、複数の5つ星ホテルブランドを含む約12,000室の客室ホテルを提供する。
66兆ドン(約3085億円)をかけた費用には、ベトナム最大のテーマパークであるビンワンダーズ・フーコックに加え、動物保護公園、18ホールのゴルフコース、ショッピングとエンターテイメント地区、MICE施設、マルチメディアショー、24時間営業の露店市場と病院が含まれる。
この開発には、フーコック・ツーリズム・ディベロップメント・アンド・インベストメント・カンパニーが2019年1月にオープンしたコロナリゾート&カジノも含まれており、ここが現在でもベトナムで唯一、地元民がギャンブルすることを許可するカジノとなっている。
「大規模で世界クラスのエンターテインメント産業に加え、質の高い暮らしに応えるための多様なエコシステムを備えたフーコックユナイテッドセンターは、単なるエンターテインメント複合施設ではなく、リゾート、ビジネス、ラグジュアリー分野でベトナム最高峰の施設となるだろう」と、ビングループは最近の声明で述べた。
フーコックユナイテッドセンターの眠らない街のモデルは、ベトナムの夜間経済発展の基礎を築くだけでなく、同国が世界の観光市場において新たな目的地になるべく一歩を踏み出したことを示している」。
フーコックでの新リゾートの営業開始発表は、同社傘下の一つであるレジャーおよびホスピタリティ企業のビンパールが、カインホア省のホントレ島にカジノを含む22億米ドル(約2370億円)をかけた統合型リゾートの開発案を発表した直後に行われる。承認された場合、1,200室の5つ星ホテル、コンベンションセンター、交通システムに加えて、5つ星および6つ星ホテルの開発エリアも準備される予定だ。