ロッテツアーデベロップメントは、韓国の統合型リゾートである済州ドリームタワーの住宅棟で、業者との調停を経て内装工事を再開する。
この調停は、中国の不動産開発会社ノクジ・グループと韓国のインテリアデザイン開発会社4社との間で支払いをめぐる紛争が発生したことを受け、ロッテツアーが主導したもの。ロッテツアーとノクジは、両社間の工事費用の決済を仲介する第三者検証を提案し、既存の契約金額の支払いに基づいて、追加の工事費用を支払うことで全員が合意した。
済州ドリームタワーの住宅棟は、850戸のアパートメントで構成され、2020年12月18日にオープンした750室のグランドハイアットホテルよりも規模が大きい。
ロッテツアーは声明で、「中国の建築・インテリア会社との紛争により、ドリームタワーのブランドイメージが損なわれ、事業は甚大な損害を被ったが、警察に頼る代わりに当事者間で合意が得られるよう、最善を尽くして調停を行った」と発表。
「今後は全1,600室を稼働させて、地域社会により貢献できるよう努力していく」。
ロッテツアーは現在、カジノ事業を元拠点のロッテホテル済州から済州ドリームタワーに移転する手続きを進めている。