ニューサウルウェールズ州独立酒類・ゲーミング局(以下ILGA)は、オーストラリアの資産家(億万長者)がクラウン・リゾーツの企業問題から距離を置くことを目的として、ジェームス・パッカー氏の民間投資会社であるコンソリデーテッ ド・プレス・ホールデ ィングス(以下CPH)と合意をしたと述べた
この合意は、22億豪ドル(約1,682.6億円)を掛けたクラウン・シドニー開発に向けた州のカジノライセンス保有が不適格とされたクラウンとILGAの間で進行中である協議の重要な一部となっている。パッカー氏は、CPHを介して36%の株式を持つクラウンの最大の個人株主である。
金曜日の午後に発表された声明の中で、ILGAは、いまだ開業していないシドニーカジノに関するクラウンの管理と運営におけるCPHと同氏の影響力について書かれた2月のバーギンレポートで、挙げられていた重大な懸念について長い議論の後、CPHと合意に達したと述べた。
CPHによって提案された主な合意は次の通りである。
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- クラウンとのいかなる情報共有の合意にも介入しない。
- クラウンの事業や運営に関する公開討論会以外、クラウンとの議論を始めないようにする。
- 2024年10月までは、クラウンの取締役会の役員または候補者を任命することを求めない。または、クラウンの取締役としての任命を受けるためにクラウンの株主総会を要請しない。
- クラウンの事業の管理または運営に影響を与えるクラウン規約に対する改正案を求めない。
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ILGAは、CPHとの合意において概説されている内容が、強制力のある法的文書の中に記録されることを期待していると付け加えた。
ILGAは、バーギンレポートの勧告を元にクラウンがシドニー・カジノを開業するのに不適格であることを知ったが、ILGAのフィリップ・クローフォード局長は最近、IAGに以下のように語った。「同社は、今後数ヶ月でライセンス保有のための適格性を満たすための軌道に乗った。
彼らができる限り適格性を満たすような環境を整えることができれば、今年後半のある段階で現実的な見通しができると思っていた。」