ことし8月の任期満了に伴う横浜市の市長選挙に、動物愛護団体の代表理事を務め、保護猫カフェを経営する藤村晃子氏が、無所属で立候補することを表明した。
藤村氏は3月31日、横浜市役所で記者会見し、「横浜市にIR(カジノを含む統合型リゾート施設)が建設されるという残念な政策が持ち上がっていると聞き、立候補を決意した」と述べ、ことし8月に任期満了を迎える横浜市長選挙に無所属で立候補することを表明した。
藤村氏は公約として、IR誘致の即時撤回、動物虐待を専門に取り締まる「アニマルポリス」の設置、中国人が中国共産党から離脱するための相談窓口を横浜市に設置することなどを掲げた。
IR誘致を目指す横浜市では、夏頃にIR設置・運営事業者の選定が行われる予定であり、市長選はその前後となると見られ動向が注目されている。市長選にはこれまでIR反対派の太田正孝市議(75)が出馬の意向を表明しているが、現職の林文子市長は態度を明らかにしていない。