韓国を訪れる外国人観光客の数は、2月に前年比90.4%減となる65,582人となった。これには、中国からの観光客数が88.5%減、日本からも99.2%減となった数を含んでおり、どちらも同国にとっての2大観光相手国である。
韓国観光公社が発表した統計によると、新型コロナウィルス感染症拡大による航空会社の運航削減と入国制限の影響を受けて、外国人観光客の総数は2020年2月の685,212人からその数分の1まで減少した。
前年度2月の中国人観光客は104,086人であったのに対し、20年同月には11,982人となり、日本人観光客も前年度211,199人であったのが1,719人となった。同様に、台湾からの訪韓数も99.2%減の444人となった。
2021年最初の2か月を合わせると、訪韓外国人の数は1,957,920人から123,979人となり、93.7%減少した。
観光客の不在は、韓国内に16か所ある外国人専用カジノに大きな影響を与え、パラダイスは2月のカジノ収益が前年比72.9%減の6410億ウォン(約628.2億円)となり、 2021年の最初の2カ月の合計金額が447.5億ウォン(約43.8億円)となったことを明らかにした。
グランド・コリア・レジャーは、新型コロナの別の波となる、12月のグラッド 江南 COEX センター、江北ミレニアムヒルトンソウル、セブン ラックカジノ釜山ロッテ店の強制閉鎖により、さらに大きな影響を受けた。同社は、そのうちの1つであるセブンラックカジノ 釜山ロッテ店を2月に再開させたが、カジノの売上高は前年比98.8%減の5億700万ウォン(約5,584万円)に過ぎなかった。