JNTO(政府観光局)は、2021年2月の訪日外客数は、7,400人(前年同月比 99.3%減)となり、17 か月連続で前年同月を下回ったことを発表した。
2月の訪日外客数(JNTO推計値)は7,400人(1月は46,500人)、出国日本人は24,800人(同48,691人)となった。国別にみると、最多は中国からの1,700人、次いで韓国からの900人となった。1月に約20,000人と最多国であったベトナムは、200人へと減少した。
2021年1月から2月までの訪日外客の総数は53,900人、最多はベトナムからの20,200人、次いで中国からの11,900人、韓国の3,400人と続いた。
JNTOは「2020年1月下旬以降の新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの国で海外渡航制限等の措置が取られ、日本においても検疫強化、査証の無効化等の措置が取られた。7月下旬以降、観光目的の入国は認められないものの段階的にビジネス目的の入国が再開されていたが、12月下旬以降、日本における新規入国の一時停止や検疫の強化等の措置が取られ、1月中旬には全ての対象国・地域とのビジネストラック・レジデンストラックの運用 が停止されたことにより、訪日外客数は前月に比べてさらに減少した。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、依然として国際的な観光目的の移動が低迷している状況にあり、感染状況の変化とともに各国の出入国規制や市場動向を引き続き注視していく必要がある」と説明した。