MGMリゾーツインターナショナルは、不動産投資信託MGMグロース・プロパティーズLLC(MGP)が昨年締結された契約に基づき3,710万の運営パートナーシップユニットの償還を完了した後、12億米ドルの現金注入を受けると述べている。
MGMのREITへの出資比率は53.0%から42.1%に低下し、MGPが昨年5月と12月とそれぞれ2回に渡り7億米ドル相当のユニットを償還した後の3回目の取引となる。
MGPは米国全土に広範囲にわたる施設ポートフォリオを所有しており、多数ある中でもラスベガス・ストリップにあるMGMグランド、マンダレイ・ベイそしてルクソール(これら全てがMGMリゾーツによる運営)、さらにアトランティックシティにあるボルガタ、そしてワシントンDCのMGMナショナルハーバーなどがある。
「本日の発表は、MGPの所有権をわずか1年前の61%から42%に大幅に削減した時のような、同社の資産軽量化戦略への取り組みをさらに示している」とMGMの最高財務責任者兼財務担当のジョナサン・ハルクヤード氏は述べている。
「我々の強力な流動的ポジションは、いくつかの危機を経て会社にとってかけがえのない資産となっている。当社の主要事業におけるより広範囲な回収とコスト効率化の取り組みにより、自由なキャッシュフロー創出への具体的な道が開かれ始めたため、主要な成長機会の実現、強力なバランスシートの維持、株主への現金還元など、株主の利益を最大化するための資本配分に引き続き慎重に取り組んでくつもりだ。」