米カジノ事業者のバリーズが、 アライド・イースポーツ・エンターテインメントの全ての発行済み株式を取得するための1億米ドルの敵対的買収提案を行なった。その中にはワールドポーカーツアーを所有する子会社も含まれている。
アライド・イースポーツはナスダックに上場するEスポーツとポーカーのベンチャー企業で、2019年に創業した。中国のオンラインゲーム事業者、アウアゲーム・インターナショナル・ホールディングスとミネソタを拠点にする石油・ガス会社のブラックリッジ・アクイジション・グループが共同で所有している。
受け入れられれば、今回の提案によって、アライドにはベンチャーキャピタルのエレメント・パートナーズと1月に交わした7,825万米ドル(約847,361万円)の契約の解消が求められることになる。バリーズは、エレメントとの取引解除にかかる300万米ドルの手数料を負担すると提案しており、アライド側は1億米ドルという額を現金、バリーズの株式資本またはその両方の組み合わせで受け取る選択肢を与えられることになる。
同社は、取締役会は継続して最初の取引を承認するよう株主に提言すると述べた一方で、バリーズの提案を評価し、エレメントと契約更新の可能性について協議すると約束した。
WPTは長年、世界をリードするポーカーブランドの1つとなっており、マイク・セクストン氏とヴィンセント・ヴァン・パタン氏による洞察力のある解説を特徴とする深夜のトーナメント放送によって、2000年代初期の世界的なポーカーブームを巻き起こすきっかけの1つとなった。