ギャラクシーエンターテインメントグループは木曜、ギャラクシー・マカオにおける第3、第4フェーズ開発の一環として8つの新ホテルで、およそ3,000室とされる新たな客室を追加する計画をしていると明かした。
GEGの20年第4四半期および2通期の決算発表後に行なったネットワーク上での記者会見で、メディアに向けて話をしたルイ氏は、約3,000室という目標は、最高級家族向け客室やビラなどのプレミアム層向けであることを認めた。
新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを考えると、全ての新開発の完成予定をピンポイントで示すのは依然難しいものの、ルイ氏はギャラクシー・インターナショナル・コンベンションセンター、野外劇場、新ショッピングセンターおよびカジノスペース、複数のレストランなどと並んで、GEGには「計画しなければならない新たなホテルがさらに8つある。
設定した3,000室の客室目標に関して言えば、当社がターゲットとするマカオへの訪問客はハイエンドのマス層だということが分かった。
だから3,000室の客室に最も期待することというのは、マカオにレジャー目的で来る家族連れを満足させ、当社が提供する客室の品質が彼らが求めるものであるということだ。
我々は今年の下半期に第3フェーズを段階的に稼働させていく計画をしている。第4フェーズの工事はすでに始まっており、今後3年から4年の間に、第4フェーズがオープンできるよう願っているものの、明確にそれを言うのは難しい」と話した。
しばらく先の未来を予測するのは明らかに難しいものの、ルイ氏は最近の所見では、マカオの回復軌道が正しい方向へと向かっていることを示していると述べた。
同氏は、「過去6カ月間、マカオで仕事をして、(中国)本土の多数の都市を訪れ、たくさんの人に会ってきた。その全員が、マカオを訪れることができればと願っていると言っていた。
香港に戻ってきてからも同じで、たくさんの人に出会い、その全員が同じことを言っていた。パンデミックが収束すれば、本当に旅行がしたい、そして旅行するとなれば、マカオを最初の選択肢として考えると。
我々全員が積極的に協力し、ワクチン接種をすれば、マーケットは回復すると確信している」と説明した。
日本での計画を含めて、GEGの海外進出計画についてはほとんど触れられなかったものの、ルイ氏は新型ウイルスによりスケジュールに影響がでる可能性を指摘した。
同氏は、「日本の関係当局とはまだ話を続けており、(中略)今後も継続して参加し、日本がIRを自国の観光産業発展に活用する手助けをしていく」と述べた。