セガサミーホールディングス株式会社は12日、2021年3月期第3四半期(2020年10月~12月)の決算を発表した。
当第3四半期連結累計期間における売上高は210,177百万円(前年同期比25.2%減)、 営業利益は13,527百万円(前年同期比51.8%減)、経常利益は12,574百万円(前年同期比51.4%減)、親会社株主に 帰属する四半期純損失は6,239百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益22,989百万円)となった。通期では、親会社株主に帰属する純損失は245億円の赤字予想から30億円の赤字に大幅減少する見通し。
セグメント別に見ると、遊技機事業では、売上高は37,372百万円(前年同期比56.7%減)、経常損失は8,771百万円(前年同期は経常利益19,480百万円)と大幅な落ち込み、リゾート事業では、『フェニックス・シーガイア・リゾート』において、新型コロナウイルス感染症の影響を受け減収。また、日本国内におけるIR参入に向けた費用が発生したことや、韓国で運営するIR『パラダイスシティ』において、1月~9月のドロップ額が前年同期比で38.7%、カジノ来場者数が前年同期比47.9%となる等、大幅な落ち込みが見られた。これらの結果を受け、売上高は4,886百万円(前年同期比41.1%減)、経常損失は6,647百万円(前年同期は経常損失3,346百万円)となった。
一方、エンタテイメントコンテンツ部門は好調で、売上高は167,603百万円(前年同期比10.0%減)、経常利益は33,196百万円(前年同期比106.8%増) となった。
日本国内でのIRに関しては、政府の基本方針案、IR区域整備計画の認定申請期間の見直し、自治体によるRFP開始などに触れたが、同社が関心を寄せる横浜IRなどの具体的な内容には言及されなかった。