モヒガン・ゲーミング&エンターテインメントは、今後数カ月以内に韓国の統合型リゾート計画『インスパイア・コリア』の建設工事を完了するのに必要な資金の最終部分を確保できることに自信を持っていると話す。
2020年10-12月期の業績報告の中で投資家に対して最新情報を提供したモヒガンは、韓国の「優良」特定団体からの資金調達を完了する間に、16億米ドルをかけた第1フェーズの建設工事が「大幅にスローダウン」していることを認めた。
この状況は最近の韓国での新型コロナの状況からも影響を受けており、仁川を含むソウル首都圏のビジネスは11月末以降休業または大幅に制限されているかのどちらかとなっている。
モヒガンのコーポレート・ファイナンス部バイスプレジデントのクリス・ジョーンズ氏は、「現時点で詳細な条件を定めた多くの契約書類作成に着手している。
韓国は新型コロナ制限の意識が非常に高まった状態にある。感染者数は少ないにもかかわらず、彼らは非常に慎重で、その結果物事がスローダウンしている。
しかし、我々は今後数カ月間に資金調達を完了し、建設工事を再び加速させることができると楽観的な見通しを持っている」と述べた。
モヒガンは、前回の業績報告の中で、インスパイア・コリアのオープンが2022年から2023年始めまで先送りになったことを明かしていた。また11月には、同社が最近の遅れの結果として開発工事を早めるために、元々は第2フェーズのために予定されていた2億米ドル相当の投資を前倒しする計画であることも明かされていた。
モヒガンは2019年、16億米ドルの建設費には自社財源からの3億米ドルに加えて、韓国の「優良」団体からなるコンソーシアムからの9億米ドル、仁川国際空港公社による2億米ドル相当のインフラおよび改善費、そして融資による2億米ドルが含まれると説明していた。
仁川国際空港近くの約440万㎡の広さの土地に開発中のインスパイア・コリア第1フェーズが完成すれば、面積は160万㎡、150台のゲーミングテーブルと700台の電子ゲーミング機が設置され、1万5千人収容のアリーナ、プールや乗り物がある空調完備の屋内ドーム、飲食店やショップ、19,000㎡の会議・イベントスペースそして1,250室の客室などが提供される。