MGMリゾーツ・インターナショナルが、2020年10-12月期にマカオ法人MGMチャイナの収益が前年比58%減の23億6,000万香港ドル(約318億円)となったことを報告した。
(マカオ時間)木曜早朝に20年第4四半期業績を発表したMGMのマカオ施設も、同四半期の調整後プロパティEBITDAが前年同期間比78%減の3億6,720香港ドル(約50億円)となったことを報告した。
しかしながら、今回の業績は20年第3四半期からは大幅な改善を示している。前四半期、MGMチャイナは、収益がたった3億6,320万香港ドル(約49億円)となり、調整後EBITDAは7億3,060万香港ドル(約99億円)ものマイナスとなるなど苦戦を強いられていた。
今回、MGMマカオがより新しいコタイの姉妹施設の業績を上回り、収益12億6,000万香港ドル、調整後EBITDA2億4,710万香港ドルを報告した。MGMコタイは収益11億香港ドル、調整後EBITDA1億2,010万香港ドルを報告した。
両施設を合わせると、VIPテーブルゲームの勝ち金は前年同四半期比71%減の5億8,040万香港ドル、マステーブルゲーム勝ち金は52%減の18億9,000万香港ドル。
親会社であるMGMリゾーツはグループ全体で、19年第4四半期の利益20億米ドルから4億4,800万米ドルの損失に転落し、パンデミックによる取扱高と旅行の減少、ホテルや特定施設の他の部門の休業、マカオリゾートへの旅行制限そして営業制限が続いていることから、連結純収益が53%減の15億米ドルとなったことを報告した。
MGMリゾーツのビル・ホーンバックル社長兼CEOは、「当社事業の長期的な回復には依然自信を持っている。我々は、公衆衛生の危機という問題の解決が加速し、制限が継続して緩和されていく中で、当社を持続可能な成長に向かわせてくれる省コストを通じて営業基礎を強化してきた。
私は、当社社員とコミュニティの強さと決意に対する感謝と希望、そしてゲストへの変わらない誠実な想いと共にある未来を見ている。安全と健康こそが我々が最も重きを置く揺るぎない最優先事項であることに変わりはない」とコメントした。