ウィン・マカオは今年、間もなくやって来る旧正月期間中に一部の「よりビッグなプレイヤー」の復帰に後押しされて、プレミアムマスセグメントでこれまでよりも大きなマーケットシェアを獲得すると自信をのぞかせている。
1月、中国本土で新型コロナが感染拡大した結果、それが旅行制限につながり、全ゲーミングセグメントで取扱高がこれまで以上に不振となったにもかかわらず、ウィン幹部は、金曜朝に行われた20年第4四半期業績報告で同社の展望について圧倒的に前向きな姿勢を示した。
彼らは特に旧正月期間について前向きな見込みを持っており、ウィン・リゾーツのマット・マドックスCEOは、これまで以上に大きなマーケットシェアを獲得するのに好位置につけていると話す。
マドックスCEOは、「中国の人々に話をすると、本当の意味で楽観的な雰囲気がある。本当にマカオに旅行する準備ができており、我々はそのお客様を捉える非常に好位置に付けている。
それがプレミアムセグメントで、(20年第4四半期)コアのマスセグメントよりも好調だった。コアであるマスセグメントのように50%も減少していないが、我々は一日5万人もの来場者を求めていない。我々はよりハイエンドの顧客にサービスを提供しているために、大幅に少ない人数でも大丈夫だ。そして彼らこそが、真っ先に戻ってきてくれる人達だ。
そのセグメントをターゲットにしているために、プレミアムマスセグメントでこれまでよりも大きなマーケットシェアを獲得できると考えている」とコメントした。
最近の中国での新型コロナ感染拡大がマカオの旧正月の予約サイクルを混乱させた一方で、ウィン・マカオのイアン・コクラン業務執行取締役社長は、ウィンの施設、ウィン・パレスとウィン・マカオにはなおもプレイヤーから大きな関心が寄せられていると述べた。
コクラン氏は「多くのよりビッグなプレイヤーがヴィラを予約しており、旅行する可能性がある。
需要はあり、当社施設がそれを最大限活かせるよう我々は準備している。当社は高級セクターを支配しており、フェアマーケットシェア以上のシェアを取る準備ができていると思う。第4四半期、我々は16%近いマーケットシェアを築き、まだ伸ばす余裕があると考えている。それは特に、我々が高級セクターを支配しており、彼らこそが戻ってきているお客様だからだ」とコメントした。
ウィンのチームはまた、12月のVIPプレイが2019年の水準の35%にまで回復したことも明かした。これは主に同社が提供するプレミアムダイレクトプログラムを通じてのもので、マドックス氏はジャンケットモデルから徐々に移行していることを強調している。
同氏は、「ジャンケットが廃れ、統合していくにつれてVIPプレイヤーが大幅に減ると思う。しかし、それでもなお多くのVIPプレイヤーがいるはずであり、多くのジャンケット事業者を抱えるのではなく、我々の焦点はそのダイレクトビジネスおよび超ハイエンドに置かれることになる。それはずばりプレミアムVIPセグメントだ」と語った。