クラウン・リゾーツが、取締役会改革の取り組みの一環として、スカイシティー・エンターテインメント・グループの元グループCEO、ナイジェル・モリソン氏を新たに非執行役員に任命したことを発表した。
規制機関からの承認を待つ間、モリソン氏は、11月の年次株主総会で相当数の株主が反対票を投じた結果取締役の辞任を約束したジョン・ホルヴァート氏の役割をそのまま引き受ける予定。
クラウンのヘレン・クーナン会長は、NSW酒類・ゲーミング局による同社の州カジノライセンス保有適正への調査を受けて、株主が取締役会の刷新を求めるという明確なメッセージを送った際に変わることを約束した。
クラウンにとってモリソン氏は、ニュージーランドのスカイシティー・エンターテインメント・グループでCEOを務め、その前にはギャラクシー・エンターテインメント・グループでグループ最高財務責任者を務めるなど業界での幅広い経験を持つ人物。また、同氏はタスマニアにあるレストポイントカジノを所有・運営するフェデラル・グループのCEO、そしてクラウン・メルボルンの最高執行責任者も務めていた。
クーナン会長は、「オーストラリアおよびニュージーランドカジノ業界においてスカイシティの最高経営責任者を務め、オーストラリアやマカオの他の大手カジノ企業でも最高幹部職を歴任したモリソン氏の幅広い経験が、常に進化する営業環境において当社取締役会を強くしてくれる。取締役会は、継続して改革計画を実行し、他の戦略目標に向かって邁進する中で、モリソン氏の貢献を歓迎する」とコメントした。