ラスベガス・サンズが、1月11日に創業者のシェルドン・アデルソン氏が死去したことを受けて、ロブ・ゴールドスタイン氏を新会長兼CEOに任命したことを正式に発表した。
アデルソン氏が治療のために休職するというニュースが報じられた後、今月に入って会長兼CEO代理に就任していたゴールドスタイン氏が、今後はトップの座を恒久的に務めることになる。アデルソン氏は非ホジキンリンパ腫との長い戦いの結果休職してから1週間経たずに死去した。
パトリック・デュモン氏も、ゴールドスタイン氏が務めていた社長兼COOに昇進し、ランディー・ハイザック氏が新最高財務責任者に就任。
1995年にLVSに入社し、2015年に取締役会役員となったゴールドスタイン氏は、「アデルソンさんのリーダーシップが私たちをこの業界のトップへと導いてくれた。彼が遺したものは5万人のスタッフと彼が世界中で開発した象徴的な施設の中に生き続ける。
彼の死去以来、我々の心には影がかかっているが、彼が創業したこの会社の未来は明るく輝いている。彼は、自身が始めた仕事を積極的に追い求めほしいということ以外に望むことはないだろう。そして私は彼のビジョンを最大限大切にしながらこの会社を前へと引っぱって行くことに強い決意を持っている」とコメントした。
アデルソン氏の義理の息子で2017年以降取締役を務めるデュモン氏は、会社のロードマップは変わらないままだと述べた。
「私はロブや首脳陣と協力し、当社の戦略目標を実現させるよう全力で努力していく。今後進むべき道は明らかであり、創業者が長年心に強く持っていた方針に忠実であることに変わりない。そして我々は周りの人々や当社が営業している現地コミュニティを継続して支援し、既存市場に再投資し、当社株主のために大きなリターンを生み出し、そして積極的に新たな開発の機会を追い求めていく」とコメントした。