シェラトングランド・マカオは旧正月期間中一時的に、帰国旅行者のための隔離用ホテルとしての立場を停止する。
間もなくザ・ロンドナー・マカオへと生まれ変わるサンズ・チャイナのサンズコタイセントラル施設の一部である同ホテルは、1月16日以降新規の隔離滞在宿泊客の受け入れを停止しており、中国旧正月休暇に向けてギアをあげる中で2月6日から19日まで隔離滞在宿泊客は1人もいなくなる。
香港、台湾そして中国本土の感染リスクの高い地域からの隔離滞在宿泊客をを受け入れているのはマカオではシェラトングランド・マカオとSJMのリスボエタの2つのみ。シェラトンは、2月20日から再び隔離宿泊客の受け入れを開始する。
マカオでは先週、2020年6月以降で初めて新型コロナ新規感染者が見つかっており、東京からエアマカオのチャーター便に乗っていた帰国旅行者が到着時に陽性判定を受けた。
衛生当局は、今回見つかった新型コロナ感染者のウイルスは、イギリスや南アフリカで見つかっているより感染力の高い変異種ではないことを確認している。感染者は、ドバイから東京に向けて出発する際には陰性判定を受けていたが、マカオ到着時の検査で陽性となった。
政府は現在、ワクチン配布計画を調整している段階で、地元住民、非居住労働者、非居住学生の全員が無料のワクチン接種を受けられる予定。しかしながら、実際のワクチン接種日は、貨物便の延期によって遅れる可能性がある。衛生当局は、ワクチン第1弾が今年の第1四半期中に到着することに期待を寄せている。