長崎IRの開発に立候補しているオシドリ・インターナショナル・ディベロップメントの親会社であるオシドリ・インターナショナル・ホールディングスが、2020年12月期に23億4,000万香港ドル(約310億円)の利益を予想しているとし、「POSITIVE PROFIT ALERT(業績予想の上方修正)」を出した。
香港に上場する同社は、証券取引、金融サービスおよびクレジット・貸付サービスを運営する。また、日本で生まれつつある統合型リゾート業界への投資にもチャレンジしており、長崎でのIR開発を目指す7社のうちの1社となっている。昨年には、MGMリゾーツの元トップであるアレハンドロ・イエメンジアン氏を日本での取り組みを指揮する役割に任命している。先週新たに最高執行責任者に任命されたばかりの中谷圭吾氏は、長崎での統合型リゾート開発を目指す取り組みをさらに促進する役割を担う。
水曜の報告書の中で、オシドリ・インターナショナル・ホールディングスは、2020年度、未監査の連結利益23億4,000万香港ドルを計上する予定だと述べた。それに対して2019年12月期は3億6,000万香港ドル(約48億円)の連結損失を計上していた。
同社は、その逆転の裏には様々な要因があるとしたが、特に金融サービス部門およびクレジット・貸付サービス部門で着実に業績が改善したことを挙げた。
オシドリは、「取締役会は、これらの事業部門の堅実な成長が採算性のある運営、そして当グループの持続可能な発展を表していると確信している」と述べた。