カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を目指す和歌山県は15日、IR事業者公募の提案審査書類の提出を締め切り、2事業者から書類の提出があったと発表した。
和歌山県IR推進室によると、書類を提出した事業者は「クレアベストニームベンチャーズ株式会社」(東京都)と「サンシティグループホールディングスジャパン株式会社」(同)。
今後は今年の春頃に事業者を選定し、来年4月28日までに国に対し区域整備計画の認定申請を行う。最終的には2026年春ごろ、IR開業(和歌山マリーナシティ)を目指している。
サンシティグループはマカオの総合エンターテインメント企業。昨年9月には和歌山事務所を開設し、和歌山IRについてのプロモーション活動に力を入れている。
一方、クレアベストニームベンチャーズを傘下に置く「クレアベストグループ」はカナダの投資会社でカナダやアメリカ、チリなどでのカジノ、リゾート開発に投資、運営する立場で関わっている。
IR誘致を巡っては大阪、横浜、長崎、和歌山が名乗りを挙げており、最終的には国内3カ所が選ばれることになっている。和歌山で勝ち残るのは果たして、どちらか。