ことし8月の任期満了にともなう横浜市の市長選挙に、横浜市議会議員の太田正孝氏(75)(立憲民主党)が無所属で立候補することを表明した。
太田氏は15日、横浜市役所で記者会見し、「私が横浜市長になったら即日カジノはなくなります。簡単に言えばカジノはやらないです」「カジノ問題が出てきてから一貫して、カジノは良くないと言ってきた」「私が市長をやる以外にこの横浜を救う道はないと考えています」などと述べて、ことし8月に任期満了を迎える横浜市長選挙に無所属で立候補することを表明した。
太田氏は、横浜市議会議員選挙でこれまでに11回当選しており、現在は、立憲民主党に所属している。「立憲民主党の現職市議である太田氏が、無所属での立候補を表明したが、党としては同氏を推薦するのか、もしくは別の誰かを擁立するのか」というIAGの質問に立憲民主党神奈川県連は、「まだ何も決まってはいない」と回答した。
現職の林文子市長は立候補するかどうか態度を明らかにしていない。
政府は、新型コロナウイルス感染症の拡大やIR汚職事件などの影響により、IR区域整備計画の認定申請受付期間を予定より9カ月延期し、2021年10月1日から2022年4月28日とした。これにより、横浜市ではことし8月の市長選の後に申請期間開始を迎えることとなり、市長選に注目が集まっている。