シティー オブ ドリームス マカオ、アルティラ・マカオそしてモカクラブを運営するメルコリゾーツ&エンターテインメントの子会社、メルコリゾーツ・ファイナンスが、2020年10月と11月のゲーミング粗収益が前四半期と比べて94%増加したと話す。
GGRの具体的な値は明かされなかったものの、今回の増加は第3四半期中に中国本土の住民の個人訪問スキーム(Individual Visit Scheme)が再開されて以降、他の事業者が報告した収益増加を反映している。ウィン・リゾーツは最近、10月と11月にGGRが31%増加し、EBITDAがプラスに転じた事を報告しており、他にメルコリゾーツ&エンターテインメントの子会社、スタジオシティ・インターナショナル・ホールディングスも同期間中にGGRが146%増となったことを報告した。
メルコは20年第3四半期、シティー オブ ドリームス、アルティラおよびモカクラブの合算で約9,500万米ドル(約98億9,082万円)のゲーミング粗収益を計上した。
今回の業績改善の報告と同時に、メルコリゾーツ・ファイナンスは満期2029年金利5.375%のシニア債の国内外での売り出し実施提案を発表し、その調達資金は、「メルコリゾーツ・ファイナンスの子会社であるMCOノミニーワンが2020年4月29日に署名したシニアファシリティ契約の下でのリボルビングクレジットファシリティで引き出された元本とおよび未払利息と関連費用の返済、そして残りは一般企業目的に充てられる」と述べた。
同社債の発行額は2億5,000万米ドルになる予定で、メルコリゾーツ・ファイナンスが満期2029年金利5.375%のシニア債を元本総額で9億米ドル分発行することを定めた2019年12月4日付の信託契約の下での追加社債となる。