フィリピンの複合企業、ウデンナコーポレーションが新たな株式購入を完了させたことで、同社のゲーミング・ホスピタリティ子会社であるPHリゾーツ・グループへの出資比率を85.59%へと4%以上も増加させた。
PHリゾーツ・グループが水曜提出した株式発行に関する総合企業情報開示(Comprehensive Corporate Disclosure on Issuance of Shares)によると、今回の購入は、ウデンナが2019年3月と2020年3月の2回のトランシェを通じてそれ以前に提供した資金28億3,000万比ペソ(約60億円)への対価として行われた。
PHリゾーツ・グループは、「株式発行は当社にとって利益となる。というのも、28億3,000万比ペソの預り金を株式として計上できるからだ。
株式と交換されなければ、その預り金はウデンナコーポレーションへの債務として取り扱われなければならず、総負債が増えることになる」と述べた。
同社は、その資金は当社の旗艦プロジェクトであるセブ、マクタン島のエメラルドベイリゾート&カジノの建設費用の一部および建設継続の目的、そしてエメラルドベイが建つ土地を所有する企業、ラプラプランドコープの取得に使用されると付け加えた。
ウデンナの今回の取引によって、同社は1株当たり1.68比ペソで1,686,309,523株を取得し、PHリゾーツ・グループへの出資比率が82.28%から86.59%へと引き上げられた。
2021年末のソフトオープン、そして22年第2四半期の全面オープンを目指すPHリゾーツ・グループは、最近、エメラルドベイの2棟のホテルタワーを完成させた。第1フェーズでは、マス、プレミアムマスおよびジャンケットで分け合う122台のゲーミングテーブル、加えて電子ゲーミング機600台そして300mにわたってビーチに面するホテル客室270室が用意される予定。