スター・エンターテインメント・グループが36億豪ドル(約2,780億円)をかけて開発するクイーンズ・ワーフ・ブリズベンは、2022年末の開業に向けて今も順調に進んでおり、今年勢いそのままに続いている数少ない統合型リゾート開発の1つになっていると、代表取締役CEOのマット・べキアー氏は話す。
Inside Asian Gamingが最近発表した2020年アジアンゲーミングパワー50で18位にランクインしたベキアー氏は今週、豪クイーンズランド州が4月初めに州境を閉鎖して以降で初めて建設現場を訪れた。
ベキアー氏は火曜、「2020年、信じられないほどに困難であった期間中の工事の進み具合を、この目でじかに見るのは本当に晴らしい事だ。
我々は2022年末の開業目標に向けて現在も順調に進んでおり、オーストラリアで最も素晴らしい統合型リゾートになる施設を届けることに今も強い決意を持っている。
オーストラリアの事業者にとっては目下のところは国内観光が焦点になるものの、その間に我々は新型コロナを切り抜け、国間の移動が再開されていくだろう。
これは現在建設中の世界唯一の統合型リゾートだ。2年後には市場で最も素晴らしい、そして最も新鮮な商品になるだろう。
我々はクイーンズランド、そして観光セクターに絶対的な自信を持っている。パートナーと協力してクイーンズランド南東部に何十億ドルもの投資を行うことを非常に楽しみにしている」とコメントした。
スター、そして香港を拠点にするチョウ・タイ・フック(周大福)およびファーイースト・コンソーシアムという2社のパートナーとの合弁事業であるクイーンズ・ランド・ブリズベンは、ブリズベンのCBD(中央ビジネス地区)を、4つの世界的なホテル、50のレストラン、カフェおよびバー、12の公共のサッカー場、そして最大2,000室の住居用アパートによって変身させる。また老朽化しているトレジャリーカジノは、拡張した新ゲーミングスペースに置き換えられる予定となっている。