フィリピンの複合企業、ウデンナ・コーポレーションのゲーミングおよびホスピタリティ子会社、PHリゾーツ・グループ・ホールディングスが、セブの統合型リゾート「エメラルドベイ」の2棟のホテルタワーを完成させたと話す。
今回の節目によって、PHリゾーツ・グループは2021年末の開業に向けて計画通りのペースを維持できる。同社は今回の発表と同じタイミングで、親会社のウデンナが16億9,000万株近い未発行資本を1株当たり1.68比ペソで購入することに合意し、追加で5,890万米ドルを調達したことも明かした。最大4億5,000万株という最近の追加発行に加えて調達されたその資金は、現在進行中のエメラルドベイの開発に使用される。
PHリゾーツ・グループは、2021年末までのセブでのソフトオープン、そしてその後2022年第2四半期の全面開業を目指している。
エメラルドベイの第1フェーズでは、マス、プレミアムマスそしてジャンケットで合計122台のゲーミングテーブルを設置、さらに電子ゲーミング機600台、そして300メートルのビーチに面した客室270室が作られる予定。
PHリゾーツ・グループのホセ・エンジェル・スエロCOOは、「タワーAとBが完成したこととは、現在進むエメラルドベイの建設における重大な節目を表している。
今後、正面部分や内装でさらに建設が進んでいるのをご覧いただけるだろう。仕様書通り、予定通り、そして予算通りのエメラルドベイ開業に向けて順調に進んでいることを大変うれしく思う」とコメントした。
デニス・ウイ会長は「今なお続く新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって非常に厳しい年であったにも関わらず、多くのプロジェクトと会社にとっての節目を達成することができた。エメラルドベイの2つのタワーが完成したことは、建設工事における非常に重要かつ目にも明らかな節目を表している。当社の予定表は、我々が国内の観光及びゲーミング部門の著しい回復を予想する時期に間に合うようエメラルドベイ第1フェーズの完成予定を合わせている」と付け加えた。
PHリゾーツ・グループは、ラプラプ市政府との間で7年間の独占契約を結んでおり、商業事業の開始から始まる。