韓国の外国人専用カジノ事業者、グランド・コリア・レジャー(GKL)は、政府が新型コロナウイルスの最近の感染拡大を抑制するために、全国の警戒レベルを引き上げたことを受けて、3つ目のカジノの営業を停止している。
韓国が300人を超える感染者数を記録してから月曜で14日目となり、市中感染414人を含む438人の感染が確認された。韓国疾病管理本部(KDCA)によると、その結果全国の合計感染者数は34,201人となった。
それに対応して、GKLは釜山ロッテホテルにあるセブンラックカジノを12月1日から12月15日午前9時まで2週間休業することを発表した。同社は先週から、ソウル首都圏の江南COEXと江北ミレニアムソウルヒルトンにある2つのカジノを同じ期間休業しているが、その両方が現時点では来週月曜の12月8日に再開する予定。しかしながらその可能性は低そうだ。
今回の休業は、月曜に感染が確認された438人のうちの52人が韓国南部の港町、釜山で記録されたことに対応したもので、その前日の感染者数はたった21人だった。
同じく外国人専用カジノを運営するパラダイスは、Inside Asian Gamingに対して、釜山にある自社カジノの閉鎖についてはまだいかなる決定も下していないと話した。
GKLは、休業期間中のカジノ純売上喪失額は55億ウォン(約5億円)にのぼると予想していると述べた。